運動発達遅滞から脳性麻痺児〜ふくふく歩く〜

脳性麻痺児が歩けないから歩くまでの軌跡

SDRの手術を終えて 6歳5ヶ月の成長

SDRの手術を終えて1ヶ月が経ちました。
今回の成果は股関節回りと足首の過緊張が
弱まり足が動かしやすくなりました。
やはり、リハビリやマッサージだけでは
緊張を和らげるのは難しいという事が
実感できました。

手術後、3週間のリハビリ入院を予定して
いましたが1日で離脱。。。
手術入院では親子入院ができましたが、
リハビリ病院は単独入院だったため
寂しさで我慢ができなかったようです😭😭

運動機能の成長
SDRのオペ後、バニーホッピングから
左右交互に足を動かしてハイハイが
できるようになりました。


立たせた際に足首が着きやすくなりました。
トイレでつかまり立ちをさせる時など、
これまでは足がクロスになったりつま先
立ちから足裏を着地させるのに時間が
かかっていましたが今はスムーズです。

体幹もバランスが取りやすくなり、
座った際に太ももの内側に力が入ってましたが
変な力の入れ方が和らぎました。

手術後は異常な緊張を使っていた分、
起き上がったり、立ったりするのが困難
でしたが数週間のトレーニングをする事により
筋力の使い方を覚えてきました。

手術をしても筋肉が短縮を起こしている部分は
まだ硬いため、「筋解離」という筋肉を伸ばす
手術が必要だと診断されました。
就学前にはその手術を終え、正常な筋肉の
使い方をリハビリしていきたいです。

【自宅トレーニングの内容】
・ロデオ     10分
・シックスパッド 20分
・自転車漕ぎ   10分
・歩行器     10分

最近の1ヶ月はこれらの自宅トレーニングを
こなして筋力向上に励んできました。

言葉の成長
病院でひらがなパズルを1日5回ぐらいずつ
行っていたので半分ぐらいは覚えました。
➀聞く→➁話す→➂読む→④書く
というのが発達の順序らしいので
➁と➂を重点的にトレーニングしています。

「6歳から」→「~だから」
「~いる」→「~がいる」
「~ない」→「~がいない」
など正しい読み方を教えています。
何回教えても間違えてしまいます。
間違うたびに正しい発音を教えており、
習得するのに努力しています。

数字の概念は覚えてきたので、
時計の読み方を勉強しています。

次の課題は筋解離の手術です。
親子入院ができて入院期間が短い事が
理想です。
これから病院を探し早めに手術に挑み
たいです。


医者任せにするのではなく、
自分たちで勉強して治療方法を取捨選択し
適切なタイミングで手術・リハビリを行い
歩けるように環境を整えていきます。

今回の手術を通して、背中に傷はできましたが
運動機能の向上が実現できたので満足です。