運動発達遅滞から脳性麻痺児〜ふくふく歩く〜

脳性麻痺児が歩けないから歩くまでの軌跡

整形外科的選択的痙性コントロール手術 6歳8ヶ月の成長

今月、肩の筋解離手術を行いました。
手術名は『整形外科的選択的痙性
コントロール手術』
筋肉を切ったり伸ばしたりするオペ
ですが、
筋肉を選択してあまりグラグラになら
ないようにし機能を活かす内容です。

手術は3時間ほどの時間を要しますが、
術後はギブスなどで固定することもなく
本人の負担も軽減されます。
数日は痛みが残りますが、術後5日経過
後に傷口の様子を見て問題がなければ
退院できます。

通常の筋解離手術は、術後は数週間ギブス
装着をし3週間ほどの入院とリハビリも強い
られ3ヶ月程は親子ともに病院に拘束されて
しまいます。。。
それと比べると時間と身体の負担は軽い
と思います。

ふくふくは、まずは肩の筋解離で呼吸を楽に
したり肩に入っていた緊張を取って、2月末
には股関節周りを行う予定です。

運動機能の成長
少しずつ意識できていることもあり、足が
内側に入ることが減ってきたように思います。
右側の内旋がまだあるためリハビリでトレー
ニングをしています。

自宅トレーニン
EMS・ロデオ・自転車漕ぎ・プロンボードなど
全てをできることは少ないですが毎日何かしらの
レーニングをこなして頑張っています。

今回は肩の手術をしたこともあり、肩周りが
広げやすくなったりピースがスムーズに
できるようになりました。
手洗い場で手を洗ったり手首を回すのも
硬かったのがやりやすくなりました。
もう少しトレーニングを重ねる事で、
もっとできることが増えていくような
スゴイ可能性を感じます。

言葉の成長
まだ不明瞭な言葉もありますが、口や舌
の動きを見せて言葉の出し方を伝えて練習
しています。
構音のトレーニングプランもこれから調べて
毎日の日課に取り入れようと思います。

空間認知がまだ備わっていませんが、
少しずつ真似をして数字や形が書ける
ようになりました。
こちらも練習あるのみだと思いますので、
休みの日も時間が取れる限りは一緒に
レーニングをします。
小学校に向けて勉強への意欲も高まって
きているので、この気持ちを上手に汲み
取って伸ばしていきます。

手術後の痛み(今回は脇下)を訴える事が
あるため、トレーニングを抑え気味でしたが、
冬休みにいつもの内容に戻し身体と言葉の
練習を積んでいきます。

今年は機能向上が進み飛躍の1年でした。
来年も足の手術でさらに良くなるでしょう。
今から楽しみです!!!