運動発達遅滞から脳性麻痺児〜ふくふく歩く〜

脳性麻痺児が歩けないから歩くまでの軌跡

見守る成長

紅葉が落ち始めている11月下旬、ふくふくは2歳7ヶ月を迎えました。

見守る子育て

育児書によく出るフレーズに「見守る」という言葉があります。実際の育児ては見守りたくてもなかなかできず、親の都合で「見守れない!子育て」をしています。

仕事と家事に追われる日々を過ごしていると、何でもは早くこなしていかないと生活が回らないのが現実です。育児に対しても、特に朝は見守ることができない状況で、「うぉ〜」と叫びながら、ご飯を急いで食べさせたり、着替えさせたり、嫌がっても泣かせながら歯ブラシをしたりと「やらざるを得ません」

たくさん反省をして、色々な人からのアドバイスを聞いて私の心の中でこんなことをして自分の育児について改めることにしました。

メリハリをつけた見守る子育て

毎日見守るなんてできなーい!!というのが本音のところです。なので、朝は「見守り解禁time」と勝手にマイルールを決めて、子どもに「早く早く協力お願い!」と急かしてたくさんサポートします。というか強引にやります。

その分、保育園からの帰宅後やお休みの日など時間に追われいない時間帯はできるだけ見守ります。

見守りが過ぎて放置していると、テーブルを落書き帳にしてお絵描きしてたり、障子や襖をやぶったり大変なことになってますが...

いけないことをしたらダメ!!と表情と言葉でしっかり伝えます。伝わってないこともあるとは思いますが、褒めると叱るのメリハリは必要と感じているため顔を見合わせてきちんとコミュニケーションをとるように心がけています。褒める時もオーバーリアクションで肌と肌を触れ合って表現しています。

仕事で子育ての時間が限られているからこそ、メリハリをつけたコミュニケーションを工夫しなきゃならないですね。

ふくふくは成長がゆっくりゆっくりなので、つい甘えさせがちになりサポートをしてしまいます。

見守る成長」を見失わず、

サポートしながらも焦らず、

必ず歩けるようになる!!!!

という志を持って見守っていきます。

将来を考えても、これからは仕事・育児・介護・治療などの両立が当たり前の時代になります。今の子ども達に両立して当たり前(実際はかなり大変ですが)の姿を大人達がお手本となり背中で教えなきゃならないんだなーと考えさせながら、試行錯誤の子育てをしています。