運動発達遅滞から脳性麻痺児〜ふくふく歩く〜

脳性麻痺児が歩けないから歩くまでの軌跡

泣き入りひきつけ(けいれん) その後

2020年  子年 あけましておめでとうございます

2019年1月1日ふくふくはベトナムホーチミンのクリニックに入院しました。

てんかんの恐れで入院

クリニックに到着後のこと。

先生は診察後、診断名は告げられなかったですが、「てんかん」の恐れがあるので入院をすることに。

CT検査の検査は異常なし。頭を打ったことによる内出血はないことが確認できました。

ふくふくはお昼寝時間帯にけいれんを起こしたせいか、クリニックに到着後は爆睡状態。
意識が戻らないのか、睡眠中なのか、わからない状態が2~3時間続き病院で待機をしていました。

点滴をして針を固定するために右腕が包帯でぐるぐる巻きになったふくふく。夕方6時頃にやっと起きて意識が確認できました。起きてからは、身動きが取れにくい右腕にイライラし大きな声で泣いていました。
飲み物はOKだけど食べ物はNG。食べるのが大好きなふくふくはその状態も耐えられず病室から漏れるような声で泣き叫んでいました。
大声で泣くとベトナム人看護師さんが心配して来ちゃうので、大好きなDAPUMPのUSJを観てご機嫌を取り、なんとか眠りにつきました。
私は普段食べられない日本食の付き添い弁当を食べて、朝まで何事もなくふくふくのベットで一緒に眠りました。
朝起きて数時間したら点滴も取ってくれ、ジュースを飲みご機嫌なふくふく。
朝の診察で「とりあえず問題ないでしょう」と許可をもらい退院することができました。
ただ、てんかんの可能性もあるので大きな病院でMRIや脳波検査をすることを勧められました。
3月に定期診察で日本の病院を受診予定だったので、検査もそこでやることに。今回の経過を主治医にメールで連絡をしてもらいました。
診断名は分からないまま、日本での検査を待つ日常が過ぎていきました。

泣き入りひきつけ(けいれん)と診断されるまで

ふくふくは日本での診察までの2ヶ月で2〜3回、けいれん症状を起こしました。

てんかんを疑って色々ネット検索をしてましたが、症状がてんかんとは違う気がしてなんだか腑に落ちない日々。

これまでの症状を分析してみると、「大泣きする前」と「自分が意図しない嫌な出来事」の時に起きている気がしました。

検索ワードを「泣く」「ひきつけ」「けいれん」で打つと「泣き入りけいれん」と言うはじめて聞く症状がヒットしてきました。

引用:一般社団法人 日本小児神経学会(参考に詳しい解説が載っています)

https://www.childneuro.jp/modules/general/index.php?content_id=13

色々と読み進めていくと、てんかんよりは「泣き入りけいれん」が近い症状だと思いました。

経過報告でベトナムのクリニックに行った時も泣き入りけいれんのワードを出して、これじゃないでしょうか?と確認しました。先生は検査してみないと断言できないという返答でした。

泣かさないように気をつけながら日本での検査を受けました。検査前に主治医へ経過を説明した所、「泣き入りひきつけ(けいれん)じゃないかな〜」とあまり深刻な様子はない返答。MRI検査までは不要ということで血液検査と脳波だけやりました。

2週間後、結果がでました。

てんかん症状なし

恐らく泣き入りひきつけ(けいれん)ではないかと推測の診断でした。

ひきつけ発覚からおよそ3ヶ月。やっと原因がわかり少しホッとした結果確認の日でした。

教訓:お医者さん頼みや1人の主観だけに惑わされず、自分でも調べて確認する必要があることを今回の件で学びました。